教師としての私は生徒の問題を解決してしまっていた!?

これの何が問題なのでしょうか?問題が解決されているのであれば、何も悪いことはなさそうに思えますね。

以前とある高校で就職指導を担当しました。通常の授業に加えて他にも多々業務があり、その上で就職指導も行うようになって、仕事の量が自分がコントロールできる範囲を超えているように思えてきます。

そこで、一度落ち着いて考えてみると、この業務が多すぎてコントロールできないように感じてしまっている状況の原因が見つかりました。

就職指導において自分の行うべきことと、生徒が行うべきことを混同してしまっていました。そのために抱えている作業の量が膨大になっていったのでした。

生徒に対して就職指導を行うのは私の仕事です。生徒に対して指導して内定に向けて進めるように見守る。必要に応じて指導を入れることです。

それに対して、生徒は自分の就職を成功させるために、必要なことを行っていかねばなりません。これは就職した後に自分に任された仕事を完了することを学ぶことでもあります。

私の目標は生徒が仕事を得て、その場所で生きていけるようにすることです。それには生徒が任されたことを実行できるように指導することが必要です。教師としての目標がブレてしまっていました。これに気づいたことで、生徒の能力を伸ばす指導へと変えることができ、自分の仕事もコントロールできるようになりました。

ある一つの例です。
生徒が作成した志望企業に提出する履歴書が、提出できる形に仕上がっているかどうかを私がチェックします。生徒には自分で誤字脱字をチェックして持ってくるように伝えてあります。私が行うのは最終的なチェックのはずでした。

ところが自分ではチェックしないで履歴書を持ってくる生徒が何人かいました。先生がチェックするから、軽く確認する程度でいいと考えていたようです。それで不完全な出来の履歴書の誤字脱字のチェックと修正を私が行ってしまっていたのです。

私ができるから、私がやった方が早いと考えてしまいがちです。それを行ってたら、それは作業が膨大にはなってしまいます。そこは生徒自身がチェックできるし、自分で行って間違いは自分で修正できるようになっておくべきなのです。

そこで、生徒には就職は自分の問題だと認識できるように面談を入れました。

こうして問題解決ステップを生徒が行っていくことで、生徒は経験を増やすことができ、私は、私がするべき仕事に集中できるようになりました。

将来、自分の力で生きて欲しいと考えているお母さまは、お子さまの問題をお子さまに解決してもらえるように接してもらいたいと思います。そのために、問題解決ステップでは、お子さまに対しての声かけも見直します。

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