小学校の低学年で子どもが学校や習い事のような集団で学ぶこと。これがこの先の人生の土台を作ることになります。「学ぶ」というと勉強をイメージする方が多いのではないでしょうか?
ここでは学校などの集団で生活する中で身につけること全般と定義させていただきたいと思います。例えば、時間に間に合うように朝の支度をする。お友だちと朝の挨拶をする。掃除をする。などなど沢山ありますね。
それぞれの行動には、目的があります。その目的に向かって指導が行われます。その目的が達成できたかを見守ることがお母さまの観察ポイントだとリコリタラボでは考えています。この時期までに働きかけをしてきたお母さまは、身に付いたかを観察することが次のステップです。身についていないから身につけられるようにしなければならない…は第一優先ではありません。
それは子どもが上手くいっていることは何で、反対に上手くいっていないことは何か?
を観察することです。
観察した後で原因を探っていいきます。
もしかしたら言葉を理解していないのかもしれません。
知識自体がわかっていても、それをどう日常生活で使うのかわからないのかもしれません。
知識だけでは使えるようになりません。体験したことがないから動けないのかもしれません。
お母さまのご相談の中に多い内容が「学校に行きたくない」と子どもが言っている。です。
理由を聴くと
「学校が嫌だ」
「勉強がわからない」
「先生が怖い」
「算数がわからない」
色々あります。お母さまは、理由を聴くだけでなくお子さんを助けるために役立つ情報を得られているかを意識していただきたいと思います。役立つ情報を得られるコミュニケーションを知ることが重要です。
参考に小学校2年生のお子さんのお母さまからのご報告をご紹介します。
ある日、担任の先生から音楽の参加状況を聞きました。これは上手くいってない様子です。早速、本人に聴いてみました。本人は「ピアニカが出来ない」と言ったそうです。「ピアニカ」のことは想像もしていなかったそうです。
後日「ピアニカ」を実際にやってみました。鍵盤に指を置くのを観察していると手を広げておいていました。そこで指の置き方、ドレミの位置などを知らせます。鍵盤にシールを貼ってみましたが、最初の場所では本人が見えないということがわかり場所を移動させました。次に吹く様子の観察です。息を入れる黒い部分が全て口の中に入っていました。これでは息を入れることも出来ません。口にくわえることからやっていきます。変な音が出るのも本人のストレスだったので息を均等に入れることも練習です。ここまでお母さまが本人と一生懸命取り組んだことです。翌日の私との定期的な面談です。
ここまでやればできそうですね!もう一つやっていただきたいステップがありますと私。
高校生でも小学生でも失敗することを嫌がる人は多いです。大人でもそうですね。
最初はお母さまが息を吹く、本人が指使いを確認する。次に本人が吹くお母さまが弾くでした。これは理想の音を実際に聴いてもらうことも含みました。そのお子さんに適した段階をプログラムにすることで親子の無用なやり取りも避けられます。
後日談のレポートが届きました。なんとテストで練習した曲が上手く弾けたのだそうです。ここで観察の目は緩みません!なぜ上手く弾けたのか?本人は満足していることは表情からも見て取れました。先生もそのように思っていたと本人が言うのです。なぜそう思うの?
確認すると先生の目が縦になって驚いていたから…だそうです。
勉強とは、知識を得て実際に自分が使えるようにするために行う行為です。
学校や習い事などの集団の場面を子どもたちの経験として有効に活用することです。
このお子さん、今では様々な事を事前にお母さまと取組んでいます。その最中は出来ないということもありますが、諦めずに最後までやれています。一つ一つをていねいに観察し続けたお母さまだからできることです。
このお母さまは、自分のお子さんとチームを作ることに成功しています。チームとしての課題を2人で乗り越えています。お子さんは、自分が〇〇の場面で使えるようにするために学ぶ…だから反抗することなく取り組めるのです。しっくりしませんか?
ゲームに強くなるために何度も同じステージを繰り返す。ゲームに強くなりたいからルールを読む。実際に行われていることです。この順番だと自ら長時間は取組めるのです。面白いですね。
大切なのは「子どもが目的を持って自分で学びたいと思う気持ちを持たせるようにする」です。最初から上手くいかないかもしれません。しかし、お母さまが出来ることを観察していくことで、子どもの能力は各段に上がるのです。集団の学びとお母さまや家族の働きかけがそれを可能にします。ただ通っているのはもったいないと思いませんか?
お子さんの能力はお母さまの助けでいくらでも上げることが出来るのです。
ハッピーリコリタラボでは、お母さまの学びの支援も得意としています。お子さまの教育はもちろんですが、お母さまの能力がアップすることでお子さまに出来る働きかけが違ってきます。忙しいからできない…ではなく忙しいからこそプロのアドバイスで出来るところから取り組んでみませんか?

