お子さまが勉強する時に、やる気を持っていたり、楽しそうにしていないと良くないと考えていませんか?
以前、大学四年生の就活生の相談を受けました。
彼は自分なりに自己分析したり企業研究や卒業生に会うなど地道に就活をしていました。ところが、あるキャリア講演会を受けてから活動が止まってしまいました。モチベーションを持つには、どうすればいいですか?という相談内容でした。
そのキャリア講演会で気合いを入れて就活することが大切だという話を彼は聴いたそうです。気合いだ!!気合いを入れろ!という内容だったそうです。
彼の話を聴いて、このようにお伝えしました。
モチベーション(やる気)を上げて取り組まなくてもいいのでは?
これまで自己分析や企業研究などなど彼なりに就活を進めていました。行動できているのに、さらにモチベーションが、気合いが大事などという話を聞いたことで彼は就活を複雑に考えてしまったようです。
モチベーションを持つ必要はないと私から聞かされて、彼はただやるべきことをやれば良いと気づいたそうです。
後日、報告があり就活を再開できたとのことでした。
小学生や中学生のお母さま方の話を伺っていると、お子さまに勉強のやる気がない様子が見えると不安に感じてしまうことがあるようです。そのお気持ちはよく分かるのですが、ご自分の学生時代を思い出してみてください。学生時代に全ての教科をやる気を持って取組めていらっしゃいましたか?少なくとも私は苦手な教科は嫌々やっていましたし、好きな教科との差はかなりありました。
これまで大勢の生徒たちを観察してきました。その上で何かを行う上でモチベーションややる気は必ずしも必要ではないと私は考えています。
生徒が「今日はやる気が無いからなぁ」と言ってくることがあります。「何で?」「どうして?」と聞いてしまいそうになるところですが、そうはしません。
生徒に勉強させたい場合は「モチベーションがなくてそれは幸せだね!」と言って、もう一度やるべきことを伝えてやらせます。モチベーションを持たなくてもやるべきことをやることを体験してもらいます。やる気が出ないことを勉強しない理由にしないためです。
やるべきことをやる能力は小学校低学年くらいから持たせるように指導できます。やるべきことをやらせられなかったり、できなくて親子ゲンカが始まるご家庭はかなり多いと感じます。このような親子ゲンカは、お母さまのストレスが確実に増えることになるので、良いことではありません。
問題解決ステップのある部分は、この能力の基礎に関係しています。ぜひお子さまがやる気に満ちてやっていなくても、やることができているのであれば、そのまま見守ってあげてください。

